“ 俗書で解説されているのは、「1÷3=0.333・・・ 両辺を3倍すれば、1=0.999・・・」というものである。しかし、これは全然ダメだ。0.333・・・を3倍するとなぜ0.999・・・になるのかが説明されていない。掛け算というのは、「末尾からやる」ということを思いだそう。末尾にはいつまでたっても届かない。吉永さんの本でも指摘されているが、そもそも0.999・・・とは何であるか、ということが定義されていない。吉永さんの議論だと、「0.9+0.09+0.009+・・・」という無限等比数列の和で定義しなければならない、ということだ。そして、ぼくに言わせるなら、この和が1になるのは、そもそも無限等比数列の和の収束の定義に依存している。「定義」なのだから、1と等しいのはアタリマエで、これでは何も言ってないことと同じだ。 ”