自然淘汰はある(むしろふつうに店を運営するよりもよっぽど淘汰される確率は高い)。だけど、俺にとってもアルバイトにとっても、可能な限りストレス少なく、高レベルの店を回すということについては悪くない方法だと思っている。

 まあ、実際にはこの方法には、たとえば研修はやたらに丁寧にやらなきゃいけないとか、採用する人間は厳選しなきゃいけない、つまりは面接のテクニックが重要になってくるとか、いろいろ付随する条件はあるんだけど、基本的には、店のトップが「仕事を高いレベルでこなすことは喜びなんだ」という一点を表面上は疑わないこと。そしてその「喜び」を伝えるためにやってるんだと信じること。それさえしっかりしてればどうにかなると思う。

 ちなみに、最悪なことに、俺自身は、仕事を高いレベルでこなすことそのものに大して喜びなんか感じなくて、ただ利益のためにやってる部分が多いんだけど、トップだけは、前提を無根拠に信じないことが重要なんじゃないか、と最近は思っている。仕事はすばらしい、社会貢献最高、利益のアップが無条件でモチベーションアップにつながるとか、そういうお題目を、トップだけは疑ったうえで、現状にあわせて、選択的に当面の店の方針を決める。それができないと状況が変化したときに、ドグマにしがみついて自滅するんじゃないかな、とかも思ってる。